Course 04 / Layer 1 -- ツール基礎
Claude Code基礎 ターミナルAI開発入門
Claude Codeは、ターミナルから直接AIと対話しながらソフトウェア開発を進めるCLIツールです。GUIでは到達できない生産性の高みへ。インストールからCLAUDE.md設計、カスタムコマンド、MCP連携まで、日本語で体系的に学べる唯一のコースです。
初級-中級 約8時間(480分) 9 Sections + 2 Review ハンズオン比率 59%
Section 01 -- 45min(講義30 + ハンズオン15)
Claude Codeとは -- CLIベースAI開発の全体像
GUIチャットとの根本的な違い
claude.aiのチャット画面にコードを貼り付けて回答をコピーする。その往復が開発の全体像だとすれば、Claude Codeはその枠を壊します。ファイルシステムへの直接アクセス、Bashコマンドの実行、Git操作、プロジェクト全体の文脈把握。ブラウザでは不可能だった操作をターミナルから一気に処理できるのがCLIベースのAI開発です。
「AIにコードを書いてもらう」段階から「AIと一緒に開発する」段階へ。言葉は似ていますが、体験はまったく別物になります。
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graph LR
A["ユーザー入力 (自然言語)"] --> B["Claude Code CLI"]
B --> C["Anthropic API (Claude)"]
C --> D["ツール実行"]
D --> E["Read / Edit / Write"]
D --> F["Bash / Grep / Glob"]
D --> G["Git / MCP"]
E --> H["結果表示"]
F --> H
G --> H
H -.->|継続対話| B
Claude Codeのアーキテクチャ。自然言語の指示がツール実行に変換され、結果がフィードバックされる
何ができるのか
ファイル操作 -- プロジェクト内のファイルを読み、編集し、新規作成する
シェルコマンド実行 -- npm install、テスト実行、ビルドなどをCLI上から直接
コードベース全体の検索 -- 特定の関数やパターンをGrep/Globで横断検索
Git操作 -- コミット、ブランチ操作、差分確認をAIに委任
MCP連携 -- 外部ツール(GitHub、DB、Slack等)と標準プロトコルで接続
動作環境と料金
項目 内容
対応OS macOS / Windows(WSL) / Linux
必要ソフト Node.js 18以上
インストール npm install -g @anthropic-ai/claude-code
料金体系1 API従量課金(Anthropic Console経由)
料金体系2 Max plan($100/月 or $200/月)でも利用可
claude.ai vs Claude Code vs Claude API -- 使い分け
項目 claude.ai Claude Code Claude API
操作方法 ブラウザのチャット画面 ターミナルのCLI HTTPリクエスト
主な用途 質問応答、文章作成、分析 ソフトウェア開発全般 アプリへの組み込み
ファイル操作 アップロードのみ 直接読み書き可能 コードで実装が必要
Git操作 不可 組み込み対応 コードで実装が必要
MCP連携 限定的 フル対応 SDK経由で対応
対象者 全ユーザー 開発者 エンジニア
インストール確認
インストールが完了したら、バージョン確認で動作を確認できます。
$ claude --version
1.0.33 (Claude Code)コピー
バージョン番号は更新されるため、数字が異なっていても問題ありません。コマンドが認識されていれば正常です。
料金プランの比較: Max plan vs API従量課金
項目 Max plan ($100/月) Max plan ($200/月) API従量課金
月額 $100 固定 $200 固定 使った分だけ
対象モデル Claude Sonnet 4 Claude Sonnet 4 + Opus 4 全モデル選択可
使用量制限 1日あたりの利用上限あり(公式未明示、体感5-8時間分) $100プランの5倍 制限なし(残高次第)
コスト予測 予測しやすい 予測しやすい 変動が大きい
向いている人 日常的にClaude Codeを使う開発者 Opusで高品質な出力が必要な場合 利用頻度が低い or 大規模処理で細かくコスト管理したい場合
認証方法 ブラウザ認証(初回のみ) ブラウザ認証(初回のみ) ANTHROPIC_API_KEY 環境変数
Tips: どこから始めるか
claude.aiでAIとの対話に慣れている方が、次のステップとしてClaude Codeに進むのが自然な流れです。既にVSCodeやターミナルを日常的に使っているなら、Claude Codeへの移行は1時間もあれば完了します。
ハンズオン: インストールと初回起動 15min
目標: Claude Codeをインストールし、最初の指示でファイル生成を体験する
Step 1: インストール(3min)
npm install -g @anthropic-ai/claude-codeコピー
Node.jsがインストールされていない場合は、nodejs.org から LTS版をダウンロードしてください。
Step 2: APIキー設定 or Max planログイン(2min)
API従量課金の場合は環境変数にキーを設定します。
export ANTHROPIC_API_KEY=sk-ant-xxxxxコピー
Max planの場合は初回起動時にブラウザ認証が表示されます。画面の指示に従ってログインしてください。
Step 3: 起動(2min)
任意のフォルダに移動して claude コマンドを実行します。
mkdir ~/my-first-project && cd ~/my-first-project
claudeコピー
Step 4: 最初の指示(3min)
このフォルダの構成を教えてコピー
Claude Codeがフォルダ内容を読み取って回答するのを確認してください。ツール呼び出し(Read, Bash等)が実行される様子が表示されます。
Step 5: ファイル生成を体験(5min)
README.mdを作成して。このプロジェクトは「Claude Codeの学習用プロジェクト」として、概要と使い方を含めてください。コピー
Writeツールが呼び出され、README.mdが生成されます。ファイルが実際に作成されたことを ls コマンドやエディタで確認してください。
うまく動かないときは
「command not found: claude」が出る場合は、npm のグローバルパスが通っていない可能性があります。以下を試してください。
npx @anthropic-ai/claude-code で直接実行
npm config get prefix でインストール先を確認し、PATHに追加
Section 02 -- 55min(講義20 + ハンズオン35)
基本操作マスター -- ファイル操作、コード生成、検索
Claude Codeが持つツール一覧
Claude Codeは内部で複数のツールを持っています。どのツールを使うかはClaude Codeが自動判断するため、ユーザーはツール名を意識する必要はありません。ただし、ツールの存在と役割を知っておくと、指示の精度が上がります。
ツール 役割 使われる場面
Read ファイルの内容を読む 「このファイルの中身を見せて」
Edit 既存ファイルの部分編集 「10行目のconsole.logを削除して」
Write 新規ファイル作成 / 全体書き換え 「helper.jsを新規作成して」
Bash シェルコマンドの実行 「npm testを実行して」
Grep ファイル内容を正規表現で検索 「fetchを使っている箇所を探して」
Glob ファイル名パターンで検索 「*.test.jsファイルを一覧にして」
Agent サブエージェントを起動 複雑なタスクの並列処理(C07応用で詳しく)
効果的な指示の出し方
Claude Codeへの指示は、具体的であるほど精度が高くなります。「コードを直して」ではなく「src/index.jsの23行目にあるfetchのエラーハンドリングを追加して」のように、対象ファイル、対象箇所、操作内容を明示するのが鍵です。
曖昧な指示(避ける)
「バグを直して」
「テストを書いて」
「コードをきれいにして」
具体的な指示(推奨)
「src/api.jsのfetchUser関数でエラー時にnullが返る問題を修正して」
「utils/format.tsのformatDate関数にJestテストを追加して」
「src/components/以下の未使用importを全て削除して」
ツール使い分け判断表
Claude Codeはどのツールを使うか自動判断しますが、内部ロジックを知っておくと「なぜこのツールが選ばれたのか」が理解でき、指示の精度も上がります。
やりたいこと 選ばれるツール 理由
ファイルの内容を確認したい Read ファイルを開くだけで変更しない。最も軽量な操作
1行だけ修正したい Edit 差分だけを適用。ファイル全体を書き換えるよりトークン効率が良い
新しいファイルを作りたい Write ファイルが存在しない場合はWriteが選択される
ファイルを全面書き換えしたい Write Editでは差分が大きすぎる場合、全体書き換えのほうが安全
npm install や テスト実行 Bash シェルコマンドの実行が必要な操作は全てBash経由
特定の文字列をコード内から探す Grep ファイルの中身を正規表現で検索。「fetchを使っている場所」など
ファイル名のパターンで探す Glob 拡張子やディレクトリ構造でファイルを列挙。「*.test.jsを全部」など
広い範囲を調べてから作業したい Agent(サブエージェント) 複雑な調査を並列で処理。C07応用コースで詳しく扱う
Tips: ツール呼び出しの観察
Claude Codeが動作する際、どのツールが呼ばれたかがターミナルに表示されます。ReadやEditの実行過程を観察すると、AIがどうやってコードを理解し、修正しているかの解像度が上がります。
ハンズオン: 7つのツールを体験する 35min
目標: Read / Edit / Write / Bash / Grep / Glob の各ツールを実際に動かし、Claude Codeの操作感を掴む
まず、ハンズオン用のサンプルプロジェクトを作ります。Claude Codeに以下を指示してください。
以下の構成でNode.jsのサンプルプロジェクトを作成して:
- package.json (name: "handson-project", scripts に test と start)
- src/index.js (Express風のシンプルなサーバー。ポート3000。console.logで起動メッセージ)
- src/utils/helper.js (formatDate関数とcalculateTax関数をexport)
- src/utils/validator.js (isValidEmail関数をexport。fetchで外部APIを呼ぶ想定コメント付き)
- tests/helper.test.js (helper.jsのテストスケルトン。assertモジュール使用)
- .gitignore (node_modules)コピー
演習 1: Read体験(5min)
src/index.jsを読んで内容を説明してコピー
演習 2: Edit体験(5min)
src/index.jsのconsole.logの出力メッセージを「Server is running on port 3000」に変更してコピー
演習 3: Write体験(5min)
src/utils/formatter.jsを新規作成して。数値を3桁カンマ区切りにするformatNumber関数と、文字列の先頭を大文字にするcapitalize関数をexportしてください。コピー
演習 4: Bash体験(5min)
npm init -y を実行して、その後 npm test を実行して結果を教えてコピー
演習 5: Grep体験(5min)
このプロジェクトでfetchを使っている箇所(コメント含む)を全て見つけてコピー
演習 6: Glob体験(5min)
*.jsファイルを全てリストアップして。テストファイルとソースファイルを分けて教えて。コピー
演習 7: 総合操作(5min)
src/utils/helper.jsのcalculateTax関数にバグがないか確認して。もしあれば修正して、修正内容を説明して。コピー
各演習で観察すべきポイント
演習1: Readツールが呼ばれ、ファイルの中身がClaude Codeに渡されている
演習2: Editツールが差分だけを適用している(ファイル全体の書き換えではない)
演習3: Writeツールが新規ファイルを作成。ディレクトリが存在しない場合は自動作成される
演習4: Bashツールでnpmコマンドが実行され、出力結果がフィードバックされている
演習5: Grepが正規表現でファイル内容を検索し、ファイル名と行番号を返している
演習6: Globがファイル名パターンで一致するファイルを列挙している
演習7: Read → 分析 → Edit の複数ツールが連鎖的に実行されている
自走チャレンジ
テーマ: 講師がTODOアプリのファイルを操作したのと同じツール(Read/Edit/Write)を使って、別のファイルに対して3つの指示を自分で出してください
条件: (1)コードを読んで説明させる (2)バグを見つけて修正させる (3)テストを追加させる
ここで動画を一度止めて、5分間取り組んでください
バグ入りサンプルコード(.js)をダウンロード
ヒント: 上のサンプルコードをプロジェクトフォルダに置いてから、Claude Codeに指示してください。自分で指示文を考えることが大事です。
講師の解答例を見る
指示1: src/utils/calculator.js を読んで、各関数が何をしているか説明して
指示2: src/utils/calculator.js にバグがないか確認して。もしあれば修正して、修正内容を説明して
指示3: src/utils/calculator.js のテストを作成して。正常系、異常系、エッジケースを含めて。テストファイルは __tests__/calculator.test.js に配置してコピー
Part Aでは講師が指示するプロンプトをそのまま実行しました。このチャレンジでは自分でプロンプトを書きます。「バグを見つけて」だけでは不十分で、「修正内容を説明して」まで指示するのがコツです。Claude Codeの7つのツール(Read/Edit/Write/Bash/Grep/Glob/WebFetch)がどう連鎖するか、ターミナルの出力を観察してください。
Section 03 -- 55min(講義25 + ハンズオン30)
CLAUDE.mdの設計 -- AIの行動をルールで制御する
CLAUDE.mdとは何か
プロジェクトルートに置く「AIへの永続的な指示書」です。通常のチャットでは、毎回プロジェクトのルールやコーディング規約を伝え直す必要があります。CLAUDE.mdがあれば、Claude Codeは起動時にこのファイルを自動で読み込み、そのルールに従って動作します。
人間の新メンバーにオンボーディング資料を渡すのと同じ発想です。プロジェクトの前提知識をドキュメントとして渡しておけば、AIは毎回ゼロから説明を受ける必要がなくなります。
推奨テンプレート構成
セクション 記載内容 記載例
プロジェクト概要 何を作っているのか 「Node.js + ExpressのREST API。ユーザー管理システム」
技術スタック 言語、FW、主要ライブラリ 「TypeScript 5.x / Express 4 / Prisma / PostgreSQL」
コーディング規約 命名規則、スタイル、パターン 「関数名はcamelCase。constを優先。any禁止」
ディレクトリ構造 主要ディレクトリの役割 「src/routes/ = APIエンドポイント、src/services/ = ビジネスロジック」
テスト実行方法 テストランナーとコマンド 「npm test でJest実行。カバレッジ80%以上を維持」
セキュリティルール 触ってはいけないファイル、入力禁止情報 「.envは読み取り禁止。APIキーをコードに直接書かない」
禁止事項 実行してはいけない操作 「git push --force禁止。rm -rf禁止」
CLAUDE.md vs .claude/settings.json
両者は補完関係にあります。CLAUDE.mdは人間も読める自然言語のルール。settings.jsonはツール許可やMCP設定などの構造化されたマシン設定です。
CLAUDE.md(自然言語ルール)
コーディング規約
プロジェクトの背景情報
やってほしいこと/やらないでほしいこと
チームの合意事項
settings.json(マシン設定)
allowedTools / disallowedTools
MCP接続設定
環境変数の制御
フック(自動実行ルール)
階層構造
CLAUDE.mdは3つのレベルで配置でき、より具体的なレベルが優先されます。
レベル パス 適用範囲
グローバル ~/.claude/CLAUDE.md 全プロジェクト共通(個人設定)
プロジェクト プロジェクトルート/CLAUDE.md そのプロジェクト全体
ディレクトリ サブディレクトリ/CLAUDE.md 特定ディレクトリとその配下
良いCLAUDE.mdの例
# プロジェクト概要
ECサイトのバックエンドAPI。TypeScript + Express + Prisma + PostgreSQL。
# 技術スタック
- Node.js 20 LTS
- TypeScript 5.4 (strict mode)
- Express 4.x
- Prisma 5.x (ORM)
- Jest + Supertest (テスト)
# コーディング規約
- 変数名・関数名は camelCase
- 型は明示的に書く (any, unknown 禁止)
- 非同期関数は async/await を使用 (.then チェーン禁止)
- エラーは try-catch で処理し、適切なHTTPステータスを返す
# ディレクトリ構造
- src/routes/ -- APIエンドポイント定義
- src/services/ -- ビジネスロジック
- src/middleware/ -- 認証、バリデーション等
- prisma/ -- スキーマとマイグレーション
# テスト
npm test で Jest 実行。新しい関数には必ずテストを追加すること。
# セキュリティ
- .env ファイルは絶対に読み取らない
- APIキー、パスワードをソースコードに直書きしない
- git push --force 禁止
- rm -rf / は実行しないコピー
悪い例1: 曖昧すぎるCLAUDE.md
よろしくお願いします。
TypeScriptで書いてください。
きれいなコードを書いてください。
バグのないコードを書いてください。コピー
問題点: 「きれい」「バグのない」は曖昧で解釈の幅が広すぎます。具体的な規約(camelCase、strict mode、anyの禁止など)がないと、AIの出力にばらつきが出ます。プロジェクト概要やディレクトリ構造がないため、コンテキストも不足しています。
悪い例2: 長すぎるCLAUDE.md
# プロジェクト概要
(省略: ここに500行以上の詳細な説明が記載されている想定)
# コーディング規約
- 変数名はcamelCaseにしてください
- ただし定数はSNAKE_CASEにしてください
- ただしReactコンポーネントはPascalCaseにしてください
- ただしCSSクラス名はkebab-caseにしてください
- ただしデータベースカラム名はsnake_caseにしてください
... (同様の規約が200行以上続く)コピー
問題点: CLAUDE.mdが長すぎると、毎回のAPI呼び出しでトークンを大量消費します。500行を超える場合はCLAUDE.mdに概要だけ書き、詳細は.claude/skills/に分離するのが適切です。本当に「毎回参照が必要」な情報だけをCLAUDE.mdに残してください。
悪い例3: 矛盾があるCLAUDE.md
# コーディング規約
- constを優先し、letは極力使わない
- 再代入が必要な変数はletで宣言する
# テスト
- テストは必ず書くこと
- テストはCI/CDで自動実行される
# セキュリティ
- .envファイルは読み取り禁止
- テスト実行時に.envから環境変数を読み込むことコピー
問題点: セキュリティセクションで「.envは読み取り禁止」と書きながら、テストセクションで「.envから読み込め」と矛盾している。AIはどちらに従うべきか判断できず、挙動が不安定になります。矛盾がある場合、後に書かれたほうが優先される傾向がありますが、これに依存するのは危険です。記載後にClaude Codeに「このCLAUDE.mdに矛盾がないか確認して」とレビューさせるのが有効です。
ハンズオン: CLAUDE.mdを作成して改善する 30min
目標: 自分のプロジェクト(またはサンプル)用のCLAUDE.mdを作成し、Claude Codeにレビューさせる
Step 1: テンプレートをダウンロード(5min)
以下のボタンからテンプレートを取得するか、Claude Codeで直接作成してください。
CLAUDE.mdテンプレート.md
Step 2: CLAUDE.mdを作成(15min)
テンプレートを元に、自分のプロジェクトの情報を埋めてください。プロジェクトがない場合は、Section 02で作成したサンプルプロジェクトを対象にします。
このプロジェクトの構成を分析して、CLAUDE.mdの初版を作成して。
以下の項目を含めて:
- プロジェクト概要
- 技術スタック
- コーディング規約(具体的なルール5つ以上)
- ディレクトリ構造の説明
- テストの実行方法
- セキュリティルール
- 禁止事項コピー
Step 3: Claude Codeにレビューさせる(10min)
CLAUDE.mdの内容を確認して、改善提案をして。
以下の観点でチェックして:
1. 曖昧な表現がないか
2. 足りない項目はないか
3. 矛盾するルールがないか
4. セキュリティの観点で漏れがないかコピー
CLAUDE.mdテンプレートを確認した
自プロジェクト用のCLAUDE.mdを作成した
Claude Codeにレビューさせて改善した
自走チャレンジ
テーマ: 講師とは異なるプロジェクト(React WebアプリまたはPython CLIツール)のCLAUDE.mdを、テンプレートを参考にしつつ自分で設計してください
条件: 書き終わったらClaude Codeに「このCLAUDE.mdをレビューして改善点を指摘して」と依頼してください
ここで動画を一度止めて、5分間取り組んでください
ヒント: テンプレートをコピーしてから、技術スタック、コーディング規約、セキュリティルールを自分のプロジェクトに合わせて書き換えてください。重要なのは「AIに何を守らせたいか」を言語化することです。
講師の解答例を見る
# Python CLIツール向けCLAUDE.mdの例
# プロジェクト概要
天気予報CLIツール。OpenWeatherMap APIから天気情報を取得して表示する。
# 技術スタック
- Python 3.12
- httpx (HTTP client)
- click (CLI framework)
- pytest (testing)
# コーディング規約
- 型ヒントは必須(Any禁止)
- 関数は30行以内
- docstringはGoogle Style
- f-string を使う(.format()禁止)
- 環境変数はos.environから直接読まずpydantic-settingsを使用
# ディレクトリ構造
- src/weather_cli/ -- メインコード
- tests/ -- テスト
- pyproject.toml -- 依存関係管理
# テスト実行
pytest -v
# セキュリティルール
- .envファイルは読み取らない
- APIキーをソースコードに直書きしない
- rm -rf は実行しないコピー
Part Aではテンプレートをベースにしたnode.jsプロジェクトのCLAUDE.mdを作成しました。ここでは言語もフレームワークも変えて、ゼロから設計します。Claude Codeにレビューさせると「pyproject.tomlの依存関係管理の記述がない」「linter(ruff)のルールが未指定」といった具体的な改善点が返ってくるはずです。
Review Hands-on A -- 25min
復習ハンズオン A: Node.jsプロジェクトをゼロから作る
Section 01-03で学んだインストール、基本操作、CLAUDE.md設計を組み合わせて、小さなプロジェクトを一から構築します。
課題: TODOアプリのCLIツールを作る 25min
成果物: CLAUDE.md付きのNode.jsプロジェクト(TODOアプリCLI + テスト + README)
手順
新しいフォルダを作成(2min)
mkdir ~/todo-cli && cd ~/todo-cli && claudeコピー
CLAUDE.mdを最初に作成(3min)
CLAUDE.mdを作成して。このプロジェクトはNode.jsのCLI TODOアプリ。
技術スタック: Node.js、標準ライブラリのみ(外部パッケージ不要)。
コーディング規約: ES Modules、const優先、関数名はcamelCase。
セキュリティ: .envは読まない。rm -rf禁止。コピー
TODOアプリの生成(8min)
TODOアプリのCLIツールを作って。
機能:
- todo add "タスク名" -- タスクを追加
- todo list -- タスク一覧を表示
- todo done 番号 -- タスクを完了にする
- todo delete 番号 -- タスクを削除
データはJSONファイル(todos.json)に保存。
エントリポイントは src/index.js。コピー
コードの確認と修正(4min)
生成したコードを確認して、CLAUDE.mdのルールに沿っているか検証して。問題があれば修正して。コピー
テスト追加(4min)
src/index.jsに対するテストをtests/index.test.jsに作成して。
add、list、done、deleteの各機能をテストすること。
Node.js組み込みのnode:testとnode:assertを使って。コピー
README更新(4min)
READMEを作成して。インストール方法、使い方(各コマンドの例)、テスト実行方法を含めて。コピー
CLAUDE.mdを最初に作成してからプロジェクトを開始した
TODOアプリが動作する(add, list, done, deleteが使える)
テストが存在し、実行できる
READMEにインストール方法と使い方が記載されている
CLAUDE.mdのルールに沿ったコードになっている
Section 04 -- 50min(講義20 + ハンズオン30)
コマンドとスキル -- カスタマイズで生産性を上げる
組み込みスラッシュコマンド
Claude Codeには最初から使えるコマンドが用意されています。対話中に / を入力すると候補が表示されます。
コマンド 機能 使いどころ
/help ヘルプ表示 使えるコマンドの一覧を確認
/clear 会話履歴をクリア 新しいタスクを開始するとき
/compact コンテキストを圧縮 会話が長くなってトークンを節約したいとき
/cost トークン消費量を表示 料金の目安を確認
/init CLAUDE.mdを自動生成 プロジェクト初期設定
/review コードレビュー 変更内容のレビューを依頼
/memory メモリの確認・編集 永続的に記憶させたい情報の管理
/init -- CLAUDE.mdの自動生成
/init コマンドは、プロジェクトの構成を自動分析し、CLAUDE.mdの初版を生成します。新しいプロジェクトでClaude Codeを使い始めるときに最初に実行すべきコマンドです。
$ claude
> /init
Claude Code がプロジェクト構造を分析中...
- package.json を検出 (Node.js プロジェクト)
- TypeScript設定を検出 (tsconfig.json)
- テストフレームワークを検出 (Jest)
- 7つのソースファイルを分析
CLAUDE.md を作成しました。内容を確認して、必要に応じて調整してください。コピー
/init が生成するCLAUDE.mdは出発点であり、そのまま使うものではありません。自動生成された後に、プロジェクト固有のルール(社内コーディング規約、セキュリティ方針、禁止事項など)を手動で追記・修正してください。
/review -- コードレビュー
/review はgit diffの結果を読み取り、変更内容に対するレビューコメントを返します。PRを出す前のセルフチェックに適しています。
$ claude
> /review
変更ファイル: 3件 (src/api.ts, src/utils/format.ts, tests/api.test.ts)
src/api.ts:
[中] L23: fetchUser関数のcatch節でerrorをログに出力せずに握りつぶしている。
少なくともconsole.errorでエラー内容を記録すべき。
[低] L45: 未使用のimport (lodash) が残っている。
src/utils/format.ts:
[高] L12: formatCurrency関数で通貨コードのバリデーションがない。
不正な値が渡された場合にNaNが返る。
tests/api.test.ts:
問題なし。テストカバレッジも適切。コピー
カスタムコマンドの作り方
プロジェクト内に .claude/commands/ フォルダを作り、Markdownファイルを置くだけです。ファイル名がコマンド名になります。
# .claude/commands/review-code.md の例
コードレビューを実行してください。
以下の観点でチェック:
1. バグの可能性がある箇所
2. パフォーマンスの問題
3. セキュリティの懸念
4. 命名規則の違反
5. テストの不足
問題を発見したら、重要度(高/中/低)を付けて報告してください。
修正案も提示してください。コピー
$ARGUMENTS 変数を使えば、コマンド実行時に引数を受け取れます。
# .claude/commands/explain.md の例
$ARGUMENTS のコードについて解説してください。
解説のルール:
- 何をしているか(概要)
- なぜそう書いているか(意図)
- 改善できる箇所があれば提案コピー
実行例: /explain src/utils/helper.js
スキル
.claude/skills/ フォルダに配置するのがスキルです。コマンドが「短い指示テンプレート」なら、スキルは「複雑な手順書」の位置づけになります。特定の技術やワークフローに関する詳細なガイドラインを記述できます。
Tips: コマンドとスキルの使い分け
コマンド -- 「レビューして」「テストして」のような短い指示を定型化
スキル -- 「このプロジェクトのReactコンポーネントはこの設計パターンで」のような複雑な知識を格納
ハンズオン: カスタムコマンドを3つ作る 30min
目標: 実用的なカスタムコマンドを3つ作成し、実際に使ってみる
Step 1: /helpで組み込みコマンドを確認(5min)
Claude Codeの対話中に /help と入力して、使えるコマンドの一覧を確認してください。
Step 2: /review-code コマンドを作成(10min)
.claude/commands/review-code.md を作成して。
内容:
- バグ、パフォーマンス、セキュリティ、命名規則、テスト不足の5観点でレビュー
- 問題には重要度(高/中/低)を付与
- 修正案を提示
- $ARGUMENTS で対象ファイルやディレクトリを指定可能にするコピー
作成後、/review-code src/ を実行して動作を確認してください。
Step 3: /generate-tests コマンドを作成(10min)
.claude/commands/generate-tests.md を作成して。
内容:
- $ARGUMENTS で指定されたファイルのテストを生成
- テストフレームワークはpackage.jsonのdevDependenciesから自動判定
- 正常系、異常系、エッジケースを網羅
- テストファイルの出力先は対象ファイルと同じ階層の __tests__/ フォルダコピー
Step 4: /summarize-changes コマンドを作成(5min)
.claude/commands/summarize-changes.md を作成して。
内容:
- git diffの結果を分析して変更内容を日本語で要約
- ファイルごとの変更概要
- 影響範囲の推定
- コミットメッセージの候補を3つ提案コピー
/helpで組み込みコマンド一覧を確認した
/review-code コマンドを作成し、動作確認した
/generate-tests コマンドを作成した
/summarize-changes コマンドを作成した
自走チャレンジ
テーマ: 講師が作った3つのカスタムコマンドとは別の、あなたの開発で頻繁に使いそうなカスタムコマンドを1つ設計・実装してください
条件: /refactor, /explain, /migrate, /document, /optimize など自由に選んでください
ここで動画を一度止めて、5分間取り組んでください
ヒント: .claude/commands/ フォルダにmarkdownファイルを作成すれば、そのファイル名がコマンド名になります。$ARGUMENTS で引数を受け取れます。
講師の解答例を見る
以下の内容で .claude/commands/explain.md を作成して。
---
$ARGUMENTS のコードを以下の3段階で説明してください。
1. 概要(3行以内で何をするコードか)
2. 処理フロー(番号付きリストで主要なステップを列挙)
3. 注意点(バグの温床になりそうな箇所、パフォーマンスの懸念、セキュリティリスクがあれば指摘)
説明は日本語で、専門用語には初出時に簡単な補足を付けてください。
---
作成後に /explain src/index.js で動作確認して。コピー
Part Aでは/review-code, /generate-tests, /summarize-changesの3つを作りました。ここでは自分の開発スタイルに合ったコマンドを設計します。「こういう指示を毎回手で書いてた」というものがあれば、それをコマンド化する良いタイミングです。
Section 05 -- 45min(講義25 + ハンズオン20)
権限とセキュリティ -- 安全に使うための設定
権限モデルの仕組み
Claude Codeはツールを実行する前に、そのツールが「自動許可」されているか「確認が必要」かを判断します。settings.jsonでこの挙動を制御できます。
%%{init:{'theme':'dark','themeVariables':{'primaryColor':'#00A5BF','primaryBorderColor':'#007A8F','primaryTextColor':'#e8e8e8','lineColor':'#00A5BF','secondaryColor':'#1a1a1a','background':'#141414','mainBkg':'#1a1a1a','nodeBorder':'#00A5BF'}}}%%
graph TD
A["ツール実行リクエスト"] --> B{"allowedTools に含まれる?"}
B -->|Yes| C["自動実行"]
B -->|No| D{"disallowedTools に含まれる?"}
D -->|Yes| E["実行拒否"]
D -->|No| F["ユーザーに確認"]
F --> G{"許可する?"}
G -->|Yes| C
G -->|No| E
ツール実行の権限判定フロー
settings.jsonの構造
{
"permissions": {
"allowedTools": [
"Read",
"Glob",
"Grep",
"mcp__filesystem__read_file"
],
"disallowedTools": [
"Bash(rm -rf*)",
"Bash(sudo*)",
"Bash(git push --force*)"
]
}
}コピー
allowedToolsに入れたツールはユーザー確認なしに自動実行されます。Read、Grep、Globのような「読むだけ」の操作は自動許可にしておくと快適です。一方、ファイル削除やforce pushのような破壊的操作はdisallowedToolsで完全にブロックできます。
機密ファイルの保護
CLAUDE.mdにセキュリティルールを書くことで、AIが触るべきでないファイルを指定できます。
# セキュリティルール
## 絶対に読み取らないファイル
- .env
- .env.local
- .env.production
- credentials.json
- **/secret*
- **/*.pem
## コードに含めてはいけない情報
- APIキー、シークレットキー
- パスワード、認証トークン
- 個人情報(氏名、メールアドレス、住所)
## 実行禁止コマンド
- git push --force
- git reset --hard
- rm -rf
- sudo を含むコマンドコピー
チーム開発での運用
ファイル Git管理 理由
CLAUDE.md する チーム共有のルール。全員が同じ規約で開発する
.claude/commands/ する チーム共有のカスタムコマンド
.claude/settings.json する プロジェクトレベルの権限設定
.claude/settings.local.json しない 個人のローカル設定。.gitignoreに追加
注意: settings.jsonにAPIキーを書かない
settings.jsonはGit管理対象です。APIキーや認証情報は環境変数で管理してください。settings.jsonに直接書くと、リポジトリにプッシュした瞬間に漏洩します。
ハンズオン: 権限設定と安全性確認 20min
目標: settings.jsonを作成し、機密ファイルの保護が動作することを確認する
Step 1: settings.jsonを確認/作成(5min)
.claude/settings.json を確認して。なければ以下の内容で作成して:
- allowedTools: Read, Glob, Grep を自動許可
- disallowedTools: rm -rf と git push --force をブロックコピー
Step 2: 特定ツールの自動許可を設定(5min)
設定後、Claude Codeを再起動してください。Readツールが確認なしで実行されることを確認します。
src/index.jsの中身を教えてコピー
確認ダイアログが出ずに直接内容が表示されれば、自動許可が効いています。
Step 3: CLAUDE.mdにセキュリティルール追加(5min)
CLAUDE.mdにセキュリティルールを追記して。
.envファイルの読み取り禁止、APIキーのソースコード直書き禁止、rm -rf禁止を含めて。コピー
Step 4: 保護の動作確認(5min)
テスト用の.envファイルを作成して、Claude Codeが適切に拒否するか確認します。
.envファイルの中身を読んで教えてコピー
CLAUDE.mdのルールに従ってClaude Codeが拒否するか、警告を出すことを確認してください。
settings.jsonを確認/作成した
Read, Grep, Globの自動許可を設定した
CLAUDE.mdにセキュリティルールを追記した
.envの読み取り拒否を確認した
Review Hands-on B -- 25min
復習ハンズオン B: 安全な開発ワークフロー構築
Section 04-05で学んだカスタムコマンドと権限設定を組み合わせて、実務で使えるワークフローを作ります。
課題: レビュー → テスト → コミットの一連フローを実行 25min
成果物: settings.json + CLAUDE.md(セキュリティルール付き) + カスタムコマンド3つ が揃ったプロジェクト
手順
プロジェクトにsettings.jsonを配置(既存プロジェクトを使用)(3min)
.claude/settings.jsonを確認して。allowedToolsにRead, Grep, Globが入っていること、disallowedToolsにrm -rfとgit push --forceが入っていることを確認して。コピー
CLAUDE.mdにセキュリティルールが含まれていることを確認(2min)
コードに意図的な変更を加える(3min)
src/index.jsに以下の変更を加えて:
- ヘルスチェック用の /health エンドポイントを追加
- レスポンスに { status: "ok", timestamp: Date.now() } を返すコピー
作成したカスタムコマンドで一連のフローを実行(12min)
以下の順番で実行してください。
/review-code src/コピー
/generate-tests src/index.jsコピー
/summarize-changesコピー
フローの結果を振り返る(5min)
3つのコマンドがそれぞれ適切に動作したか確認してください。コマンドの内容を調整したい場合は、.claude/commands/ 内のMarkdownファイルを編集します。
settings.jsonが適切に設定されている
CLAUDE.mdにセキュリティルールが記載されている
/review-code でレビューを実行した
/generate-tests でテストを生成した
/summarize-changes で変更要約を取得した
一連のフローがスムーズに動いた
Section 06 -- 55min(講義25 + ハンズオン30)
MCP連携入門 -- 外部ツールとの統合
MCP(Model Context Protocol)とは
AIが外部ツールと通信するための標準プロトコルです。USBがどのメーカーの周辺機器でも接続できるように、MCPはどのAIツールからでも外部リソースに統一的にアクセスできる仕組みを提供します。
MCPがない世界では、GitHub連携、Slack連携、DB連携をそれぞれ個別に実装する必要がありました。MCPがあれば、1つのプロトコルで全てに対応できます。
%%{init:{'theme':'dark','themeVariables':{'primaryColor':'#00A5BF','primaryBorderColor':'#007A8F','primaryTextColor':'#e8e8e8','lineColor':'#00A5BF','secondaryColor':'#1a1a1a','background':'#141414','mainBkg':'#1a1a1a','nodeBorder':'#00A5BF'}}}%%
graph LR
A["Claude Code"] --> B["MCP Protocol"]
B --> C["filesystem MCPサーバー"]
B --> D["GitHub MCPサーバー"]
B --> E["PostgreSQL MCPサーバー"]
B --> F["Slack MCPサーバー"]
C --> G["ローカルファイル"]
D --> H["リポジトリ/PR/Issue"]
E --> I["データベース"]
F --> J["チャンネル/メッセージ"]
MCPは標準プロトコルとして、Claude Codeと多様な外部リソースを接続する
MCPサーバーの種類
MCPサーバー 機能 用途の例
filesystem ファイル読み書き(許可ディレクトリ制限) 特定フォルダのファイルにアクセス
github Issue、PR、リポジトリ操作 PRのレビュー、Issue作成
postgres / sqlite データベースクエリ データ分析、スキーマ確認
slack メッセージ送信、チャンネル操作 開発チームへの通知
playwright ブラウザ操作 E2Eテスト、スクレイピング
設定方法
MCPサーバーの設定は .mcp.json ファイルに記述します。プロジェクトルートに置くか、settings.jsonのmcpServersセクションに書くかの2つの方法があります。
{
"mcpServers": {
"filesystem": {
"command": "npx",
"args": [
"-y",
"@modelcontextprotocol/server-filesystem",
"/Users/yourname/allowed-directory"
]
}
}
}コピー
複数サーバー接続の設定例
実際のプロジェクトでは、複数のMCPサーバーを同時に接続するケースが一般的です。
{
"mcpServers": {
"filesystem": {
"command": "npx",
"args": [
"-y",
"@modelcontextprotocol/server-filesystem",
"/Users/yourname/projects/my-app/data"
]
},
"github": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@modelcontextprotocol/server-github"],
"env": {
"GITHUB_PERSONAL_ACCESS_TOKEN": "ghp_xxxxxxxxxxxx"
}
},
"postgres": {
"command": "npx",
"args": [
"-y",
"@modelcontextprotocol/server-postgres",
"postgresql://user:password@localhost:5432/mydb"
]
},
"playwright": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@anthropic-ai/mcp-server-playwright"]
}
}
}コピー
各サーバーの command にはnpxを指定するのが最も簡単な方法です。初回実行時にパッケージが自動ダウンロードされます。env でサーバー固有の環境変数(APIトークン等)を渡せます。
注意: MCPサーバーへの権限は最小限に
filesystem MCPサーバーにプロジェクトルート全体を渡すのは避けてください。アクセスを許可するディレクトリを限定することで、意図しないファイル操作のリスクを減らせます。
ハンズオン: MCPサーバーを接続する 30min
目標: filesystem MCPサーバーを設定・接続し、MCPツールを使った操作を体験する
Step 1: filesystem MCPサーバーの設定(10min)
.mcp.json ファイルを作成して。
filesystem MCPサーバーを設定して、このプロジェクトのディレクトリへのアクセスを許可する内容にして。コピー
設定後、Claude Codeを再起動してください(一度exitして再度claudeを起動)。
Step 2: 接続確認(5min)
MCPで接続されているツールを一覧表示してコピー
filesystem関連のツール(read_file, write_file, list_directory等)が表示されれば接続成功です。
Step 3: MCPツールを使った操作(10min)
MCPのfilesystemツールを使って、このプロジェクトのファイル一覧を取得して。
その後、README.mdの内容をMCPのread_fileツールで読んで教えて。コピー
Step 4: .mcp.jsonの確認(5min)
.mcp.json の内容を読んで、各設定項目が何を意味するか説明してコピー
MCPが接続できない場合
npxが使えるか確認(npm -v でバージョンが出ること)
.mcp.jsonのJSON構文が正しいか確認
許可ディレクトリのパスが正しいか確認(絶対パスを使用)
Claude Codeを完全に終了してから再起動しているか確認
.mcp.jsonを作成した
Claude Code再起動後にMCPツール一覧が表示された
MCPツールでファイル操作を実行した
.mcp.jsonの各設定項目の意味を理解した
自走チャレンジ
テーマ: 講師がfilesystem MCPを接続したのと同じ手順で、別のMCPサーバーを自分で接続してみてください
条件: github, fetch, memory, brave-search のうち1つを選択し、接続後に動作確認してください
ここで動画を一度止めて、5分間取り組んでください
ヒント: MCPサーバーの一覧は github.com/modelcontextprotocol/servers にあります。npxで直接起動できるものが多いので、.mcp.jsonに追記して再起動すれば接続できます。
講師の解答例を見る
【fetch MCPサーバーを接続する場合】
.mcp.jsonに以下を追加して:
{
"mcpServers": {
"filesystem": {
... (既存の設定はそのまま)
},
"fetch": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@modelcontextprotocol/server-fetch"]
}
}
}
追加したら再起動して、MCPツール一覧にfetch関連のツールが増えていることを確認して。
確認後、fetchツールを使って https://example.com の内容を取得して教えて。コピー
Part Aではfilesystem MCPだけを使いました。ここでは別のMCPサーバーを自分で選んで接続する経験を積みます。MCPの真価は「Claude Codeの能力を外部ツールで拡張できる」点にあります。fetchを接続すればWebページの取得が可能になり、githubを接続すればリポジトリ操作がAI経由でできるようになります。
Section 07 -- 45min(講義20 + ハンズオン25)
実践ワークフロー -- 日常開発での使い方パターン
ワークフロー1: バグ修正フロー
エラー報告を受けてから修正完了までを、Claude Codeで一気通貫に処理するパターンです。
ステップ 操作 使用ツール
1. 原因調査 エラーメッセージから該当箇所を特定 Grep, Read
2. コード分析 該当関数の動作を確認 Read, Agent
3. 修正 バグを修正 Edit
4. テスト テストを実行して修正を検証 Bash
5. コミット 変更内容をまとめてコミット Bash(git)
ワークフロー2: 新機能開発フロー
仕様を自然言語で記述し、実装からテストまでをClaude Codeに委任するパターンです。
ステップ 操作 ポイント
1. 仕様記述 何を作るかを明確に指示 入出力、エラー処理、制約を具体的に
2. 計画確認 「まず計画を立てて」パターン 実装前に方針を確認する
3. 実装 コード生成 一度に全てではなく段階的に
4. テスト テスト作成と実行 正常系、異常系、エッジケース
5. レビュー /review-code で自己レビュー カスタムコマンドを活用
ワークフロー3: ドキュメント整備フロー
既存コードを読解してドキュメントを自動生成するパターンです。READMEの更新、APIドキュメント生成、コメント追加に向きます。
効率的な使い方のコツ
/compact でコンテキスト圧縮 会話が長くなるとトークンを大量消費します。タスクの区切りで /compact を実行して圧縮してください。
/cost でトークン監視 API従量課金の場合、/cost でリアルタイムの消費量を確認できます。想定外の消費を防ぐ習慣をつけてください。
大きなタスクは分割 「アプリ全体を作って」は品質が落ちます。「まずデータモデルを設計して」「次にCRUDエンドポイントを実装して」と段階的に指示するのが効果的です。
「計画を立てて」パターン 「まず計画を立てて、実行前に確認させて」と指示すると、AIが方針を提示してから実装に入ります。大きな修正が無駄にならない安全弁として機能します。
ハンズオン: ワークフローを実践する 25min
目標: 3つのワークフローから1つ選んで、開始から完了まで体験する
以下の3つから1つ選んで実行してください。
選択肢A: バグ修正フロー(25min)
以下のバグを修正して。
現象: src/utils/helper.jsのformatDate関数が、月を1ヶ月少なく表示する。
例: 2026年4月2日を渡すと "2026-03-02" が返る。
手順:
1. まず該当コードを確認
2. バグの原因を特定して報告
3. 修正を実施
4. テストを実行して検証
5. 修正内容をgit commitで記録コピー
JavaScriptのDateオブジェクトはgetMonth()が0始まりです。この典型的なバグをClaude Codeが発見・修正する過程を観察してください。
選択肢B: 新機能開発フロー(25min)
新機能を追加して。
仕様:
- src/utils/logger.js を新規作成
- log(level, message) 関数をexport
- level は "info", "warn", "error" の3種類
- 出力フォーマット: "[2026-04-02 14:30:00] [INFO] メッセージ"
- error レベルの場合はスタックトレースも出力
手順:
1. まず実装計画を立てて、確認させてください
2. 承認後に実装を開始
3. テストも作成
4. 既存コード(src/index.js)にlogger を組み込むコピー
選択肢C: ドキュメント整備フロー(25min)
このプロジェクトのドキュメントを整備して。
以下の3つを生成:
1. README.md -- プロジェクト概要、セットアップ手順、使い方、ディレクトリ構造
2. 各関数へのJSDocコメント追加 -- src/utils/ 以下の全関数
3. CHANGELOG.md -- 現在のgit logから変更履歴を生成
まず全ソースファイルを読んで内容を把握してから着手してください。コピー
3つのワークフローから1つを選択した
開始から完了までの全ステップを実行した
各ステップでどのツールが使われたか観察した
Section 08 -- 20min(講義のみ)
トレンド -- Claude Code進化とIDE統合、Agent SDK
IDE統合の広がり
Claude Codeはターミナル専用のCLIとして始まりましたが、VS CodeやJetBrains IDEへの統合が進んでいます。ターミナルを離れずに開発するスタイルと、IDEの補完やデバッグ機能を組み合わせるスタイルの両方が選べるようになっています。
Agent SDK
Claude CodeをプログラムのCLIとしてではなく、SDKとして組み込む手段が提供されています。これによりClaude Codeの能力をCI/CDパイプラインや自動化スクリプトに統合できます。
import { claude } from "@anthropic-ai/claude-code";
// Claude Code SDKをプログラムから呼び出す例
const result = await claude({
prompt: "src/以下のコードをレビューして",
options: {
cwd: "/path/to/project",
allowedTools: ["Read", "Grep", "Glob"]
}
});
console.log(result.output);コピー
サブエージェント(Agent tool)
Claude Code内でサブエージェントを起動し、タスクを並列実行する機能です。大きなリファクタリングを複数のエージェントで分担させたり、worktreeで分離して安全にテストするといった使い方が可能になります。詳細はC07応用コースで扱います。
フック/プラグイン
ツール実行の前後に自動処理を挟む「フック」や、Claude Codeの機能を拡張する「プラグイン」の仕組みが整備されつつあります。例えば、Writeツール実行後に自動でPrettierを走らせる、コミット前にLintを実行する、といった自動化が可能です。
自律開発エージェントへの道
現在のClaude Codeは人間がプロンプトを入力し、AIが応答する対話型です。今後は、Issueの内容を読んで自動的にブランチを切り、実装し、テストし、PRを作成する「自律型」の方向に進化が見込まれます。Claude Codeの --headless オプションや cron トリガーはその布石です。
Tips: C07応用コースへ
サブエージェント、フック、worktree分離、自律実行モードなど、ここで触れた発展的なトピックはC07 Claude Code応用で体系的に扱います。本コースで基礎を固めた上で進んでください。
Section 09 -- 60min(講義10 + 実践50)
総合ハンズオン: CLAUDE.md + コマンド + MCPで開発環境構築
ゴール
このセクションでは、コース全体で学んだ内容を統合し、実務で使える完全な.claude/ディレクトリ構成を完成させます。既存の自分のプロジェクトを使っても、新規プロジェクトで始めても構いません。
完成形のディレクトリ構成
your-project/
CLAUDE.md # プロジェクトルール
.mcp.json # MCP接続設定
.claude/
settings.json # 権限設定
commands/
review-code.md # コードレビュー
generate-tests.md # テスト生成
commit.md # コミット支援
skills/ # (オプション)複雑な知識コピー
実践: 5ステップで開発環境を構築 50min
成果物: CLAUDE.md + カスタムコマンド3つ + MCP接続 + settings.json を含む完全な開発環境
Step 1: プロジェクト選定(5min)
既存のプロジェクトを使う場合はそのディレクトリに移動してください。新規の場合は以下で作成します。
Node.jsのWebアプリプロジェクトを作成して。
- Express + TypeScript構成
- src/routes/, src/services/, src/middleware/ のディレクトリ構造
- package.json (scripts: dev, build, test, start)
- tsconfig.json
- .gitignoreコピー
Step 2: CLAUDE.md作成(10min)
このプロジェクトのCLAUDE.mdを作成して。以下を全て含めること:
1. プロジェクト概要
2. 技術スタック(バージョン含む)
3. コーディング規約(最低5つのルール)
4. ディレクトリ構造の説明
5. テスト実行方法
6. セキュリティルール(.env読取禁止、APIキー直書き禁止)
7. 禁止事項(force push、rm -rf、sudo)コピー
Step 3: カスタムコマンド3つ作成(15min)
.claude/commands/ に以下の3つのカスタムコマンドを作成して:
1. review-code.md
- バグ、パフォーマンス、セキュリティ、命名、テスト不足の5観点
- $ARGUMENTS で対象を指定可能
- 重要度(高/中/低)付きの報告
2. generate-tests.md
- $ARGUMENTS で指定ファイルのテスト生成
- 正常系、異常系、エッジケース
- テストフレームワーク自動判定
3. commit.md
- git diffの分析
- 変更内容の日本語要約
- conventional commits形式のメッセージ候補3つ
- ユーザー確認後にコミット実行コピー
Step 4: MCP接続設定(10min)
.mcp.json を作成して、filesystem MCPサーバーを設定して。
このプロジェクトのディレクトリのみアクセスを許可する構成にして。
設定後、接続確認のためにMCPツール一覧を表示して。コピー
Step 5: ワークフローテスト(10min)
構築した環境で一連のワークフローを実行してテストします。
以下の一連のワークフローを実行して:
1. src/routes/ にサンプルのGETエンドポイントを1つ作成
2. /review-code src/routes/ でレビュー実行
3. /generate-tests で対象ファイルのテスト生成
4. npm test でテスト実行
5. /commit で変更をコミット
各ステップの結果を報告してください。コピー
プロジェクトのディレクトリ構成ができている
CLAUDE.mdが作成されている(7項目含む)
カスタムコマンドが3つ(.claude/commands/に配置)
.mcp.jsonが作成されMCPが接続できる
.claude/settings.jsonが適切に設定されている
ワークフローテストが完了した
ダウンロードテンプレート
各ファイルのテンプレートをダウンロードできます。
CLAUDE.mdテンプレート
カスタムコマンドサンプル集
settings.jsonテンプレート
.mcp.jsonテンプレート
Claude Code環境設計シート
サンプルpackage.json
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